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ブラジル代表の“父”絶大なる信頼 チチ監督を分析

W杯ロシア大会まであと72日-。
日刊スポーツは今日3日から開幕まで、大会にまつわる企画「ズドラーストヴィチェ!」拡大版を、毎週火曜日付で出場国を含めた世界の話題を中心に紹介します。
今回は優勝候補のブラジル代表を取材する同国記者7人が分析したチチ監督の求心力に迫ります。
ブラジルは14年大会準決勝でドイツに1-7と屈辱的大敗。
今回の南米予選も序盤でつまずきながら、チチ監督就任後は圧倒的な強さを見せ、1位突破した。
同国の記者7人に話を聞くと、このV字回復の要因はチチ監督の手腕だと口をそろえる。
同時に「哲学」という言葉が続く。
「サッカーに哲学が加わったことが大きい。
今回のW杯はブラジルが初めて個人技に頼らずに挑む。
戦術的な、空間を埋めるサッカー、組織力が加わった」。
ESPNなどでコメンテーターを務めるセルソ・ウンゼルデ記者はそう分析した。
「チチ監督はブラジル伝統の『芸術的サッカー』を目指している。
だが、不利な場合や非効率な時、それをちゅうちょなく切り捨てる。
彼は必要な時、可能な時のみ美しさにこだわる」という現実派なのだ。
闘将と呼ばれたドゥンガ前監督のような選手時代の名声はないが、チチ監督には指導者としての優秀さがあるという。
12年クラブW杯ではコリンチャンスを率いて優勝、パウリーニョは当時の教え子だ。
同選手は14年大会で絶不調に陥り、トットナムで結果を残せず、中国に渡って「終わった」と思われていたが、同監督の手で生まれ変わり、バルセロナで復活した。
「優勝した02年はスコラリ監督という父親的存在が必要だった。
だが、14年にスコラリはおじいさんになっていた。
おじいさんは甘やかすだけ。
教育は父親でなければできない」。
チチ監督は厳しさと愛情を併せ持つ父親。
昨年11月の日本戦後の会見で、パリサンジェルマン内での確執を取りざたされていたネイマールを擁護し、ネイマールが涙したことも印象的だ。
「わがままなネイマールは場合によって退場になるかも知れない。
でもW杯ではチチの指導で彼は自分をコントロール出来ると思います」。
そのネイマールは現在右足故障で離脱中。
W杯本番には間に合う見通しだが、復帰時期は不透明で、1次リーグは万全でない可能性もある。
そんな「ネイマール不在」の不安をウンゼルデ記者は一蹴する。
「ネイマールがいなくてもブラジルは戦える。
14年はネイマールがいなくなったことで魂が抜き取られ、ドイツに大敗した。
今回はもし彼がいなくなっても、チチの素晴らしい仕事によって、悲惨な結果にはならないと確信しています。
仮にネイマールが出なければ、ブラジルは他のチームと同じレベル。
チームとして洗練されているドイツ、チームの再構築を目指しているスペイン、才能豊かなフランスと同じでしょう」
今のブラジルはネイマールに依存するのではなく「彼を支え、サポートできるチーム」と言う。
メッシのアルゼンチン、ロナルドのポルトガル、14年のブラジルとはそこが違い、そこが強みという。
チチ監督に信頼を寄せているのは選手だけではない。
「今のブラジル人は政治、政治家、何にも信じていませんが、チチだけは信じています。
彼は信頼できる人物です」。
国民をも魅了する指揮官である。
◆チチ1961年5月25日、ブラジル・リオグランデドスル州生まれ。
現役時代はMFでポルトゲーザなどでプレー。
90年に指導者となり、国内やUAEのクラブを指揮。
01年グレミオで国内カップ戦優勝、08年インテルナシオナルで南米杯優勝、コリンチャンスで12年リベルタドーレス杯とクラブW杯優勝。
17年南米最優秀監督に選ばれた。
参照元:日刊スポーツ

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